アガサ次郎の推理日記

推理小説好き(初心者)です。主に読んだ本の感想を書き込んでいきます。

『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』


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年末で忙しいのは事実ですが、読書出来ない程ではありません。

読書は続けています。

つまり、更新が滞ったのはただのサボり癖です。

ということで本当は読了した本の記事を上げるつもりでしたが、昨日ビージーズの映画を観てきたばかりですのでこちらから。

 

元々ビージーズの音楽は大好きではありましたが、グループの歴史や文字通りその軌跡を調べたりしたことはありませんでした。

というかそもそも、オリジナルアルバムは実は1枚も聴いたことがなかったのです。

なので、この映画を観て幾つかの事実に驚きました。

 

驚きその①「作品数」

ビージーズって相当のオリジナルアルバムを作っていたんですね。

しかも精力的に。

1年に3枚とか凄い。

オリジナルアルバムは先月にリマスター盤が日本でも発売されているようで、ちょっと気になっています。

・・・流石に全部は買えないが。

劇中で流れた曲は殆ど全部知っている曲でしたけど、オリジナルアルバムはまた別物、別格ですからね。

 

驚きその②「評価」

先ほども書きましたが、自分はビージーズの曲は好きで聴いていましたが、その曲たちが何年の曲なのか、どういうアプローチで作られたのか、というようなことは全く知りませんでした。

故になのか、自分は勝手にビージーズは刹那の煌めきだったグループなのかと思い込んでおりました。

というのも、例えばこの映画の中ではノエル・ギャラガー(ex.オアシス)やクリス・マーティン(コールドプレイ)といった自分世代と重なるようなバンドマンの証言が出てきますが、その人たちの話しからビージーズの話題を見たり聞いたりした覚えがなかったからです。

それが劇中に出てくるエリック・クラプトン級のレジェンドだったら話は変わってきますが、自分が一番音楽に傾倒していた時期にビージーズの話題を聞いていなかったこともあり、勝手に自分の中で音楽史の中でのビージーズを格下げしてしまっていました。

でもノエル・ギャラガー曰くビートルズボブ・ディランに比肩するほどの存在だそうです。

ビージーズの楽曲はビートルズやディラン同様に大好きではありましたが、そこに比肩する程の存在という認識はしていなかったので驚きました。

 

驚きその③「活動期間」

ビージーズって幼年期から活動していたんですね。

改めて今回の映画を観て思いましたが、本当に奇跡のような兄弟ですよね。

ノエル・ギャラガーが「兄弟というのは決して買えない楽器だ」というようなことを言っていました。

ノエルがそれを言うとまた意味深長ですが、この歌声は買えない上に超貴重なハーモニーですからね。

途中でジョナス・ブラザーズなんかも登場していましたが、懐かしかったな~。

久々に聴いてみたくなりました。

 

驚きその④「ファルセット」

自分はビージーズの武器であり特長でもある「ファルセット」という技を初めから使っていたものと思っていましたが、これは途中で生み出された産物だったんですね。

この話を聞いて山下達郎の多重コーラスを使うようになった経緯を思い出しました。

達郎は何でも「単にコーラスを雇う金が無かったから仕方なく」というのが始まりだったそうです。

ビージーズのそれとは全く違いますが、ふとしたことから巨大な産物が出来るというのは面白いですね。

それが音楽の、バンドやグループの奇跡であり、最高のマジックなのかも知れません。

 

ということで、この映画を観たことでビージーズの味わい方がまた変わる様な気がしています。

作品も色々と漁ってみるつもりです。

映画自体の個人的評価としては「すごく良かった」です。

 

 

今年はエルヴィスのドキュメンタリーもやってましたが、あっちは観ていません。

でも音楽のドキュメンタリーはやっぱり面白いですね。

予告では今度ミスチルのがやるみたいですね。

それはきっと観ないと思いますが、日本のバンド(アイドルではなく)も最近はドキュメンタリー多くなってきてますよね。

ミスチルは前にもやってますし、バンプもやりました。

他にもフラワーカンパニーズピロウズ、コレクターズなんかもやってます。

ピロウズのは観てないけど、ドキュメンタリーとは違うのかな?)

こういうのは個人的には歓迎したい傾向です。

海外のも含め、またこういう映画は是非観たい。

とりあえず次はデビッド・ボウイのが楽しみ。