書くネタはあるのですが、更新停滞気味です。
ちょっとバタバタしているのもありますが、色々あってなかなか起こす気になりませんでした。
その内また読んだ本のネタも書きます。
ということで気分転換に新年最初に観た映画のネタを・・・。
イオンシネマの無料鑑賞券の期日が迫っていたので、『ゴールデンカムイ』と迷いましたが、こちらの方が先に上映終了するだろうと思い、こっちにしました。
原作は3年前くらいに読みました。
正直自分はトリックが半ば分かってしまった事もあり、あまり好きな作品ではありませんでした。
そんな感想もありつつ、予告編を観ても全く期待出来ないというのが個人的な所感でした。
でもまぁ折角読んだ本が映画化するってことだし、気にはなるよなー・・・ということで観てきました。
期待値が低かったからなのか、思っていたより良かったです。
原作の内容も忘れつつありますが、割と忠実だったような。
個人的に期待値が低かったのは、自分の勝手なイメージが出演者と合わないということだったのですが、観始めたら気になりませんでした。
むしろ一人を除いて、良かったくらい(その一人が誰かは伏せておきます)。
原作だと見抜けたトリックも、映画が初見だったらきっと気づかなかったと思います。
原作でどうだったか覚えていませんが、探偵役が凄すぎる。
ただ期待していたよりは良かったというだけで、面白かったかどうかで言うとかなり微妙です。
先にも述べましたが、元々原作も好きでは無かったので、相当脚本が改変されていない限り絶賛は無いだろうと思っていましたが、思いのほか忠実でした。
ただサスペンス感は原作の断然感じたかな。
この辺りの改変問題は昨今よく取り上げられていますが、一読者側からすれば原作に忠実にあって欲しい気持ちと、映像化は別物でしょという気持ちの両方が自分は分かる気がします。
その上で、やっぱり好きな原作が大きく改変されていたら至極残念だろうなという考えに至りますね。
自分が思う小説の楽しみ方はやはり自分の想像力で好きなように世界を創造出来るということが大きいので、その世界を破壊されるような、それも嫌な方向にということになれば、それは発狂しかねないだろうなと。
そういう意味では、『ある閉ざされた雪の山荘で』は人物造形はもはや覚えていませんが、ストーリーの構成は原作に忠実だったような。
でもそれを裏切って欲しい自分的には、元々低かった期待値は超えたけど、でもまぁこんなもんだよね、くらいの感想になってしまいます。
あと原作者と読者だと立場も考え方も違いますし、読者側は好き勝手言えるというのは理解しております。
それにしても納得いかない改変があるのも事実ですからね。
という話も中身も行ったり来たりの矛盾も含んだような感想になってしまいましたが、まぁ観て損はしなかったかなと。
でも、もう二度と観ないだろうな。
そんな感じです。
個人的には『仮面山荘殺人事件』の映像化は是非観てみたい気がする。
ただし、こちらの方が演技力や脚本もそれなりのものが求められる気がしますが・・・。
ちなみに映画を観てて一番テンションが上がったのは、見慣れた赤い背表紙のクリスティ作品が出てくる場面。
あの赤い背表紙を見ると、反射的に反応してしまいますね。