アガサ次郎の推理日記

推理小説好き(初心者)です。主に読んだ本の感想を書き込んでいきます。

小説

『何様』 / 朝井リョウ

何様(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 『何者』の続編・・・というよりは番外編とでも言った方が良いでしょうか。 『何者』とは違い、本作は短編集、アンソロジーになっています。 『何者』に登場した人物、もしくは関連した人物たちの『何者』の…

『何者』 / 朝井リョウ

何者(新潮文庫) 作者:朝井 リョウ 新潮社 Amazon 自分の好きだと言える数少ない作家の一人が朝井リョウです。 と言っても、『何者』でまだ5作目なんですが。 そして本作も読了してから時間が経ってしまいました・・・。 本作は戦後最年少での直木賞を受賞…

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 / 東野圭吾

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) 作者:東野 圭吾 KADOKAWA Amazon 推理小説ではありません。 でもミステリーとして紹介されているときもあるのよね・・・。 それはさておき、本作は昨年末に読んだ作品です。 2023年を締めくくるのに、最後は心温まるような作…

『逆転美人』 / 藤崎翔

逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03) 作者:藤崎 翔 双葉社 Amazon 本の帯に触発されて好奇心が掻き立てられるということはありませんか? 自分がこの作品を手に取ったのはまさにそういう理由です。 目当ての本が悉く置いてなく、何かしたら欲しかった時にそれほど…

『チア男子!!』 / 朝井リョウ

チア男子!! (集英社文庫) 作者:朝井 リョウ 集英社 Amazon 朝井リョウの作品を読むのはこれで3冊目ですが、自分には数少ない「この作家の作品が好き!」と言える作家の一人が朝井リョウです。 この作品は『桐島~』に続き2作目ということですが、桐島とは…

『少女は卒業しない』 / 朝井リョウ

少女は卒業しない (集英社文庫) 作者:朝井リョウ 集英社 Amazon 桐島~の余韻が自分の中で冷めやらぬ中で、今月公開予定の映画に向けてと思われる書店の平積みに目を奪われ購入したのが昨年末のことです。 それをナンダカンダでこのタイミングでの読書となり…

『蜜蜂と遠雷』 / 恩田陸

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫) 作者:恩田陸 幻冬舎 Amazon 蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫) 作者:恩田陸 幻冬舎 Amazon 年始早々に更新が滞ってしまいましたが、読書欲は増している今日この頃です。 『ユージニア』等の推理小説も書いている恩田陸ですが、自…

『桐島、部活やめるってよ』 / 朝井リョウ

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 作者:朝井リョウ 集英社 Amazon 久々の読書記事も推理小説でなく申し訳ないですが、ここは読了順に行きたいと思います。 この『桐島、部活やめるってよ』ですが、自分は映画しか観たことなかったんですね。 それも公開…

『ルビンの壺が割れた』 / 宿野かほる

ルビンの壺が割れた(新潮文庫) 作者:宿野かほる 新潮社 Amazon この作品、いつかのアメトークでの「本屋で読書芸人」で紹介されていて覚えていました。 同じ回で塩野武士さんの『罪の声』が紹介されており、それが一番興味があった作品でした。 (ちなみに…

アンマーとぼくら / 有川ひろ(再読)

アンマーとぼくら (講談社文庫) 作者:有川 ひろ 講談社 Amazon 読書再開後に紹介する本がいきなり推理小説でないのはどうかと思いますが、疲れた心を癒してくれるような本が読みたい気分だったので、この本を再読しました。 この本に出合ったのは1年とちょ…

検察側の証人 / アガサ・クリスティ

検察側の証人 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,加藤 恭平 早川書房 Amazon クリスティの戯曲を読むのは恐らく『ブラック・コーヒー』以来の2冊目だと思います。 『ブラック・コーヒー』も面白かったですが、『検察側の証人』も面白い作品でし…

青の数学 / 王城夕紀

青の数学(新潮文庫) 作者:王城夕紀 新潮社 Amazon 推理小説ではありません。 夏らしい小説が読みたくて手に取った本第2弾です。 本屋に陳列されていた「新潮文庫の100冊 2021」から悩んだ末に選んだのがこれです。 選んだ理由は昨年に観た以下の2点が大…

どこよりも遠くにいる君へ / 阿部暁子

どこよりも遠い場所にいる君へ (集英社オレンジ文庫)作者:阿部 暁子集英社Amazon推理小説ではありません。夏になると夏っぽい小説が読みたくなります。 今回は、時間が無いときに本屋に行って選んだため、表紙だけで選んで買ってしまいました。 ジャケ買いで…

月と六ペンス / サマセット・モーム

月と六ペンス (新潮文庫) 作者:サマセット モーム 新潮社 Amazon 推理小説ではありません。 でも、読むきっかけになったのは推理小説です。 このブログでも紹介したアガサ・クリスティの『五匹の豚』という作品の中で『月と六ペンス』の話が一瞬だけですが…

チェインギャングは忘れない / 横関大

チェインギャングは忘れない (講談社文庫)作者:横関 大発売日: 2014/09/12メディア: 文庫また推理小説ではありません。 と言っても、広義の意味ではミステリーに分類されるかも知れません。 この本も『任侠シネマ』と同じく会社の人から貸し付けられた一冊で…

任侠シネマ / 今野敏

任侠シネマ 作者:今野敏 発売日: 2020/05/20 メディア: Kindle版 ここにきて推理小説ではありません。 会社の読書好きの人と意気投合して話し合っていた時に、 半ば無理矢理押し付けるかのように貸されたのが前作の『任侠浴場』でした。 そしてそちらを読了…