ようやく久々にまともな休みが取れましたので、観たかった映画『沈黙のパレード』を観に行ってきました。
原作は未読です。
ガリレオシリーズはテレビドラマ及び映画は観ていますが、原作はいずれも読んだことがありません。
『容疑者Xの献身』だけはいずれ読まなくてはいけない作品だとは思っていますが。
そしてそれ以外の作品もいずれ読むかも知れませんが。
また劇場シリーズでいくと、前作の『真夏の方程式』はまだ観ていません。
これは今後観ようかなとは思っています。
さて、楽しみにしていた『沈黙のパレード』です。
予告映像や映画の進展からして、自分はクリスティのある作品のような展開になるのかと思っていました。
結論から言ってしまえば、全く違いました。
前半は面白かったですが、後半の意外さを狙った二転三転する展開の頃には正直少し飽きてしまいました。
登場人物も多いのでもう少し複雑なパズルを勝手に期待していたのですが、どうもそうい訳でもない。
人物相関図は若干の工夫はあったものの、これもそこまで複雑かつ面白味に欠ける。
肝心の事件の真相には個人的には意外性はあったものの、せっかくの面白いテーマに対するカタルシス的なものも感じることは出来ず。
序盤の被害者に対する周りからの愛に溢れて育っている様子が伝わってくるシーンが自分の中でのピークだったかも知れません。
年齢を重ねても美しい柴咲コウは良かったです。
それと、序盤にジュピターを歌唱するシーンがあるのですが、それが素晴らしい歌唱でした!
あれは本人が歌ってるのかな。
だとしたら本当に凄い。
という訳で、映画的にはちょっといま一つな感想でした。
原作を読めばもう少し深みや奥行きを感じられるのかも知れませんね。
それと『容疑者Xの献身』という高いハードルが用意されているのも、物足りなく感じる理由なのかも知れません。
もう少しハートフルな側面を押し出してくれれば、もっと感情移入出来た気もします。
直前にドラマで放送された『禁断の魔術』の方が好きかも。
音楽の記事でお茶を濁してきましたが、今後は読書も再開出来そうですので読書関係の記事をまた更新していきたいと思っております。
ユーミンの記事ももう一つだけ載せようかな~とは思っていますが。