アガサ次郎の推理日記

推理小説好き(初心者)です。主に読んだ本の感想を書き込んでいきます。

2025-01-01から1年間の記事一覧

『爆弾』 / 呉勝浩

爆弾【電子限定特典付き】 (講談社文庫) 作者:呉勝浩 講談社 Amazon いよいよ来月公開となる映画『爆弾』。 その映画を観るべく原作を読んでおこうと思い立ち、早速読みました。 ちなみに本当は柚月裕子の『盤上の向日葵』も気になってたんですけど、映画の…

『十日間の不思議』 / エラリー・クイーン

十日間の不思議〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:エラリイ クイーン 早川書房 Amazon これは感想が難しい作品です。 一旦記事は上げますが、また書き直したり別で記事を書いたりするかも知れません。 それくらい、個人的には見極めが難しい作品です…

映画『リンダ リンダ リンダ』

www.youtube.com この映画ここまで人気だとは思っていませんでした。 正直今でも信じてません。 この人気は所謂「カルト的人気」のある作品に過ぎないんじゃないかな。 だけど、そんなこと言っておいて何なんですけど、やっぱり自分にとっては特別味のある映…

『この夏の星を見る』 / 辻村深月 & 映画『この夏の星を見る』

この夏の星を見る (角川文庫) (上)(下)巻セット KADOKAWA Amazon www.youtube.com www.youtube.com 原作小説を読了したのが1ヶ月ほど前になります。 この作品は夏の文庫フェアでも特に推されていたので、目にした方も多いのではないでしょうか。 『島はぼく…

『魔術はささやく』 / 宮部みゆき

魔術はささやく (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon これも夏の文庫フェアで買った作品なんですけど、これだけ後から買い足してるんですよね。 後から買い足してるのに、まだ読んでない作品があります。 本作は第2回日本推理サスペンス大賞受賞作品…

『水鏡推理Ⅱ インパクトファクター』 / 松岡圭祐

水鏡推理II インパクトファクター 改訂完全版 (角川文庫) 作者:松岡 圭祐 KADOKAWA Amazon 別の本を用意していたんですけど、前作読んでから続編は一体どうやって繋いでるんだろうと気になってしまって、すぐに買いに行きました。 いやー、前作の記事を書い…

『水鏡推理 』 / 松岡圭祐

水鏡推理 改訂完全版 (角川文庫) 作者:松岡 圭祐 KADOKAWA Amazon 著者の作品を読むのは初めてだと思います。 <グアムの探偵>シリーズって、著者が手掛けていた作品なんですね。 読んだことないですが気にはなっていました。 本作を読もうと思ったのは、こ…

『成瀬は天下を取りにいく』 / 宮島未奈

成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 推理小説ではありません。 この夏読む本リストの中で、一番楽しみにしていたのはこの作品でした。 だって本屋大賞作品ですよ。 そしてこの「成瀬は天下を取りにいく」って…

『悪魔の手毬唄』 / 横溝正史

金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄<金田一耕助ファイル> (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon ついにこの作品までたどり着きました。 思い起こせば、最初は有名どころだけ漁って通り過ぎようとしていたのが、『夜歩く』が予想外に面白く、そのまま…

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

www.youtube.com この映画シネコンで公開されているときから何となく興味はあったんですがスルーしていました。 ところがこの映画の監督が大九明子だということを最近知りまして、それなら是非観たいと思って上映している場所を探して観に行きました。 まだ…

『夏と花火と私の死体』 / 乙一

夏と花火と私の死体 (集英社文庫) 作者:乙一 集英社 Amazon 書店で開催している夏のフェアから選んだ一冊で、以前からいずれ読むつもりでいた作品です。 書き忘れましたが、『幻の女』も夏のフェアに並べられていた一冊でした。 この作品読んだ後に気づいた…

『幻の女』 / ウィリアム・アイリッシュ

幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ウイリアム アイリッシュ 早川書房 Amazon 読了してから少し日が経ってしまいました。 この作品もずっと読まなければと思っていた作品です。 ミステリーというよりも文学作品として有名なイメージがありまし…

ライブナタリー “Base Ball Bear × Galileo Galilei” -2025- 東京 @ Spotify O-EAST

以前このライブハウスに来たのはツタヤ主催の企画「ツタロック」のイベントだった。 その時は名前もTSUTAYA O-EASTだった。 それがツタヤは残念ながら衰退し、今や箱の名前もSpotifyになってしまった。 ツタヤに散々にお世話になり、今も利用している身から…

これだから面白い

たまたま行ったCD屋で発見したポップ。 なんとサテライト・ラヴァーズの再発盤が!!! これずーっと「再発してくれないかな」って思ってたんですよ! 全然知らなかったから驚きと喜びで狂喜乱舞!(は言い過ぎかも知れない) もう自分が知った頃には手に入…

映画『太陽がいっぱい』

www.youtube.com イクスピアリで毎月旧作を上映する企画「キネマイクスピアリ」の2025年7月度の作品になります。 原作は未読ですが、以前『見知らぬ乗客』を読んだ際に本作も気になってはいました。 ただ『見知らぬ乗客』が好きではなかったので、本作の原作…

こんな物が!

クリスティー不朽の名作10点セット 作者:アガサ・クリスティー 早川書房 Amazon 行きつけの本屋に欲しかった作品が無かったので、久々に丸の内の丸善に行ったらこんな物を発見しました! 思わらず手に取って写真まで撮ってしまった(笑) いやーこれは欲しく…

『アヒルと鴨のコインロッカー』 / 伊坂幸太郎 (再読)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) 作者:伊坂 幸太郎 東京創元社 Amazon 伊坂幸太郎の作品をこのブログで取り上げるのは初めてだと思います。 そもそも自分は伊坂幸太郎の作品自体殆ど読んでません。 読んだのは本作と『フィッシュストーリー』だけ…

梅雨が明ける前に

更新できておりませんでした。 ちょっと色々ありまして。 がっつり日焼けしてしまいました。 色々の部分はこっそり2年前に作っていたサブブログに書きたいと思っていますが、このサブブログも作っただけで記事が一つという状態ですのでどうなるか分かりませ…

『孤島の来訪者』 / 方丈貴恵

孤島の来訪者 〈竜泉家の一族〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:方丈 貴恵 東京創元社 Amazon 前作を読んでから大分時間が経ってしまいました。 wakuwaku-mystery.hatenablog.com そもそも本作を読みたくてシリーズ物として前作も読んだんですよね。 本作は以…

次はこれだ!

news.yahoo.co.jp 次は時計館でしたね。 これは上下巻と結構長いですが、映像映えはしそう。 こりゃ早く暗黒館も読んでおくべきか?

『19号室』 / マルク・ラーベ

19号室 〈刑事トム・バビロン〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:マルク・ラーベ 東京創元社 Amazon 前作『17の鍵』に続くトム・バビロンシリーズの2作目です。 今のところ翻訳されてるのはここまでみたいですが、シリーズとしては4作目まであるみたいですね…

material club LIVE「物質的Ⅱ」 @ LIQUIDROOM

結局行ってきました。 初めてのマテリアルクラブのライブ参戦です。 といっても、マテリアルクラブのライブ自体がこれで4回目と少ないですが。 恵比寿リキッドルームに行くのは多分これで3回目のはず。 初めてはベボベのライブで、前回は青坊主とtacicaの対…

『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 / ジェイムズ・M・ケイン

郵便配達は二度ベルを鳴らす (新潮文庫) 作者:ジェームズ・M. ケイン 新潮社 Amazon こちらの作品もミステリーのランキングなどでよく見かける印象でした。 なんですが、「東西ミステリーベスト100」では85年版にはランクインしてますが、2012年版ではランク…

SMA 50th Anniversary presents 「なかなか(いい感じの)男女」 @ KT Zepp Yokohama

spice.eplus.jp 本来は今年の3月に行われる予定だったイベント。 ところが色々あって今月にスライド・・・。 しかも日曜から平日へのスライドだったもんだから最初は「なんで!?」って感じでした。 でも、金曜日だからまだね。 ということで、前身のイベン…

映画『新幹線大爆破』

www.youtube.com ネットフリックスでリメイク作が配信された事で話題になっている作品です。 それをきっかけに、オリジナル版が劇場公開されているということで観に行ってきました。 初めて観る作品です。 まず、高倉健がメチャクチャかっこいい。 もう分か…

『マルタの鷹』 / ダシール・ハメット

マルタの鷹【新訳版】 (創元推理文庫) 作者:ダシール・ハメット 東京創元社 Amazon 元祖ハードボイルド作品ということで良いのでしょうか。 こちらもミステリーのランキングでは良く目にする作品で、読みたかった一冊でした。 新訳版が出るというのは知って…

『夜の道標』 / 芦沢央

夜の道標 (中公文庫) 作者:芦沢央 中央公論新社 Amazon こちら書店のポップを見て、惹かれて購入した作品です。 殺人犯と少年がひょんなことから巡りあい・・・というストーリー展開と泣けるという評判を見て、ちょっとそういう気分だったので読んでみました…

『君のクイズ』 / 小川哲

君のクイズ (朝日文庫) 作者:小川 哲 朝日新聞出版 Amazon 以前アメトーークの「本屋で読書芸人」でも紹介されていて、文庫化されたら読みたいなと思っていました。 アメトーークの読書関係の回は結構参考にしてたり。 ということで、まさに現在店頭でよく見…

ストーカー殺人事件(名探偵コナン)

これはアニメオリジナルのエピソードで、名探偵コナンの第71話にあたります。 このエピソードも個人的には好きな話の一つで、印象に強く残っているエピソードです。 YouTubeには上がっていませんでした。 最近ニュースでよく取り上げられている川崎の殺人事…

映画『名探偵コナン 隻眼の残像』

www.youtube.com あるレビューでコナンの映画はボジョレーヌーボーみたいに「今年のはどうかな?」みたいな妙な味わい方があると書いてあって、確かにそうだなと笑えました。 昨年も劇場版の鑑賞はしてたんですが、感想の投稿はしていませんでした。 何故な…