以前このライブハウスに来たのはツタヤ主催の企画「ツタロック」のイベントだった。
それがツタヤは残念ながら衰退し、今や箱の名前もSpotifyになってしまった。
ツタヤに散々にお世話になり、今も利用している身からすると寂しい気持ちにはなる。
でも、これは仕方ない。
自分がもし今中学生や高校生だったら間違いなくサブスクで音楽を聴いていることだろう。
自分が高校生だった頃はそれがツタヤだっただけの話だ。
だけど、自分はそうやって育ってきてしまった故に、音楽だって本だって足で探したくなってしまうんだ。
それだけなんだ。
なんて余談からいきなり始まってしまいましたが、観てきましたベボベとガリレオ。
このイベントは昨年も開催していて、自分は平日だったために行けませんでした。
今年は日曜開催だったので参戦できました。
この2バンド・・・・というかベボベと尾崎兄ですが、SCHOOL OF LOCK!で電話で話していたのを思い出しますね。
そしてその後の第一回「閃光ライオット」で見事ガリレオは優勝する訳です。
そんな出会いも知っている自分からして、この組み合わせはワクワクします。
トップバッターはやはりGalileo Galilei。
ガリレオを生で観るのは多分2回目。
ただ間にBBHFを一度ハイキューのイベントライブで観てる。
(ちなみにハイキューは読んだ事も観た事もありません。誘われたから行ったけど、なかなかノリに付いていけない厳しいライブでした)
初めてガリレオを生で観たのはメジャーデビューアルバムの『パレード』のレコ発ツアーだったと思う。
今は無きSHIBUYA-AXで観た記憶があります。
あの頃はガリレオも自分も若かった・・・。
そしてその次のアルバム『PORTAL』からガリレオは路線を一気に変えることになるが、これは結果的に大正解だったと思う。
この日のO-EASTでのライブを観て確信しました。
まず、事前情報として前回のイベント時のセットリストを見ていました。
それを見ると、ガリレオはなかなか攻めたセットリストのように感じました。
所謂シングル曲やメジャーな曲だけでなく、アルバム曲を多く盛り込んでいる印象がありました。
ガリレオのインタビュー記事などからもなかなか媚びないスタンスだと思っていたので、この日のライブも攻めたセットリストにしてくるだろうなと予想していたし、そうであって欲しいと思っていました。
それはベボベも同じく。
そして終わってみれば、ガリレオのセットリストは想像以上に尖っていてまさに自分好みの内容でした。
特に中盤以降の流れが個人的には最高で、一番好きなアルバム『Sea and The Darkness』からかなりの演目を披露してくれました。
以前このブログでも紹介したミステリー調の「ウェンズデイ」も聴けたし、最高でした。
特に圧巻だったのがラストの「星を落とす」。
自分はこの曲がガリレオの曲の中では断トツで一番好きです。
一度目の解散ライブでも披露してたし、人気の曲なのか、もしくはメンバーも気に入っている曲なのではないでしょうか。
これは再録したBLUE.verでの演奏でした。
自分はBLUE.verの方は実はあまり好きではありませんでした。
だけれども、この日の生演奏を観てメチャクチャ好きになりました。
間違いなく、この日の個人的なハイライトは「星を落とす」でした。
MCが殆ど無かった分、演目が多かったのもグッド。
にしても、新曲の告知をしないって、こいちゃんも言っていたけどストロング過ぎるだろ(笑)
そんな「星を落とす」の余韻に浸っていた中で、素早く転換して登場したBase Ball Bear。
2か月前に観た「なかなか(いい感じの)男女」では、盛り上がる曲中心の個人的にはつまらないセットリストだった(ただし会場はメチャクチャ盛り上がってた)が、この日はガリレオ同様の攻めたセットリストを見せてくれ!と願っていました。
しかしながら、私の個人的な期待は見事に裏切られました。
「SCHOOL GIRL FANTASY」と「悪い夏」が聴けたのと、関根さんがやたら美人だったこと以外は何も刺さりませんでした。
MCは面白かったです。
映像版『バンドBについて』なんて、多分好き過ぎて100回以上は観てるからギャグみたいなPVもすぐ分かったよ。
ただ、これまた会場は盛り上がっており、終演後に近くにいた人も「これで良いんだよ!これが観たかったんだよ!流石!」と言っていました。
まぁそれが普通だよね。
自分がひねくれてるだけだよね。
ということで期待以上でもあり期待以下でもあったイベントでした。
ただ、やっぱりライブって良いなぁとは思いましたね。
次のライブは残念ながら未定ですが、何か観に行きたいなぁ。
「SHIBUYA NONFICTIONⅡ」でも申し込んでみようかなぁ。