アガサ次郎の推理日記

推理小説好き(初心者)です。主に読んだ本の感想を書き込んでいきます。

山下達郎 PERFORMANCE 2022 @ NHKホール(2022.7.16)

 

この日の為に頑張ってきたといって過言でない、もう何年振りかの生タツローのパフォーマンスを目撃してきました。

MCでタツローが話すまで忘れてましたが、NHKホールって改装してたんでしたね。

前回最後にNHKホールに来たのもそういえば山下達郎でした。

 

2曲だけセットリストから曲名をバラしていきます。

一曲目はお馴染み「SPARKLE」で「やっぱり!」と思いつつ超感動。

今回席が結構良い席でして、結構ステージに近かったのもあって最初からテンション上がってました。

あのカッティングを生で聴いて盛り上がらない人は会場に居なかったでしょう。

自分があの日観た中で一番良かったと思ったのが、意外や意外で「レシピ」なんですよね。

音源だとあまり好きでなかった曲なんですが、生演奏で観たら物凄い良かったです。

タツローもお気に入りの曲みたいですね。

あと毎回恒例のカバーですが、今回は特に良かったです。

鳴った瞬間に「おお!」と思わず声が漏れてしまいました。

演奏が終わった後の何とも言えないタツローの表情が忘れられません。

 

終始圧倒的なパフォーマンスで、久々だったこともあって感動しまくりでした。

ついついもう持ってる『SOFTLY』を親への土産に買ってしまった程です。

MCで「大変な時代ですが、同じ日本に生まれた者同士力を合わせて頑張っていきましょう」というもう何度も聞いた言葉でも、タツローが言うと説得力が全然違います。

 

 

初めて生タツローを観たのは今から8年前。

初めてなのに参加したのは普段やらない曲を中心にセットリストを組んだマニアック・ツアーだったんですが、今でもあのコンサートは忘れられない感動を味わいました。

きっと死ぬまで忘れません。

客電が落ちた瞬間から既に感動してました。

忘れもしない、客電が落ち中野サンプラザが急に素敵な昭和の雰囲気に変わり、そんな雰囲気の中で勢いよく登場する山下達郎

あの一連の流れは本当に死ぬまで忘れないと思います。

ただ自分が一番感動したのは最後の最後です。

バンドメンバーが全員去り、独唱で「YOUR EYES」を歌い終わった後。

山下達郎が頭を下げ、ステージを端から端まで歩いて観客に手を振り、万感の拍手喝采を浴びながらそれに対しまた頭を下げ、拍手を味わいつつ、でも名残惜しそうに観客に手を挙げてステージから去っていくあの姿。

あんなに観客への感謝の気持ちを見事に伝えられる人をかつて見たことがありません。

どれだけ名を上げようとその心からの正真正銘の気持ちを観客へ伝えられるその姿勢にとにかく感動しました。

その姿を見せつけられるので我々観客も心からの拍手を、本当に心からの拍手を送る

ことが出来る・・・というか自然的に送ることになるのです。

本当に心からの拍手って山下達郎のコンサート以外ではしたことがないかも、っていうくらい気持ちを込めています。

だって山下達郎からの観客への感謝の気持ちも心からの感謝だってことが見事に伝わるから。

圧倒的なパフォーマンスが観たいのは勿論ですが、そのタツローの人間性を味わいたいというのが一番の参加理由に自分はなっているかも知れません。

 

マジでもう一回行きたい。

でも同じツアーで2度参加出来たことがありません。

毎回チケット外れるんですよねー。

でも、1回でも参加出来て本当に良かった。

初心忘れるべからず。

その気持ちを再確認出来ましたし、、音楽を通じて音楽を超えた余韻を持ち帰ることが出来た最高の夜でした。

 

とにかくタツローさんには長くパフォーマンスが出来るように元気で居てもらいたい。

このコンサートの後にコロナに感染してしまったとのことで心配ですが、圧倒的な姿を再度目撃できることを心の底から願っています。