自分はブラッド・ピッドが出演している映画は殆ど観た事がないんですが、気になってはいる作品は幾つかあります。
『セブン』もその一つでした。
折角映画館で観れるなら是非観てみようと、鑑賞して参りました。
結構なヒット作だったようですが、自分はあまり面白いと思えませんでした。
序盤が一番面白くて、中盤以降は結末が何となく見えてきてしまったので興ざめでした。
小説と違って、情報量が多い映像作品の場合は騙されるかどうかというのは結構大きな要素になる気がします。
後味の悪い結末ですが、この結末は結構予期しやすいのでは。
むしろ何故皆そこに防御を固めないのか?という事が不思議で仕方ありませんでした。
結末ありきで物語を展開していたとしたら、もっと上手くやって欲しかった。
あの犯人とのチェイスシーンで予想が確信に近づき、更に死亡フラグが立った朝のシーンで結末を確信しました。
『LEON』なんかはバイオレンスな表現もキープしつつ、物語も完成されてたと思うんですが、『セブン』はただただ暴力的だったような気がします。
主役のミルズが好きになれなかったというのも結構大きな点かなと。
あと犯人側の犯行理由の幾つかは本人の口から語られて、それはそれで成程と思える理由もあったんですけど、最後の二つは使命感からなのかよく分かりませんが、犯人側の信じる「正義」とは全く関係があるようにも思えず、つまらない感じがしてしまいました。
まぁ、名作と呼ばれるような作品と一つ観れたということで良しとしましょう。