ギリギリ公開終了前に観ることが出来ました。
といっても、ダニエル・クレイグになってからの作品は全部観てますが、映画館で鑑賞したのは前作の「スペクター」と今作だけです。
素人ながらの観終わって率直な感想を言えば、「前作で終わらしておけばよかったのに」。
「スペクター」の終わり方が良かったのもありますし、今回は全体的にくどく感じてしまいました。
『カジノ・ロワイヤル』から5作も話が続いていましたが、こういうのって今までの007シリーズではあったんですかね。
ボンドガールも前作から続投してますけど、これも今までにあったことなんですかね。
本編には関係ないことなんですけど、気になりました。
一番気になったのは、敵キャラのあの資金力や謎のカリスマ性は一体どこから・・・?
兵器化する前だから、あの薬品を元に資金を増幅したっていうのはなさそうですよね。
資金力もそうですけど、一番は部下を手なずけるだけのカリスマ性が一番感じられませんでした。
人物がどうの、というよりバックにある兵器が強力すぎてもうどうでも良いっていうゴリ押しな感じが否めませんでした。
終わり方は別に批判的に思っている訳ではないんですけど、スペクターで終わった方が上手く着地出来て、エンディングの先も観客の想像に委ねられて良かったんじゃないのと個人的には思います。
色々と調べてみると、今作は今までの作品のオマージュが結構散りばめられているそうで。
自分は一つも分かりませんでしたが・・・。
ダニエル・クレイグ版は恐らくこれで終わりという事ですが、次もなんだかんだ楽しみです。
「カジノ・ロワイヤル」から始まった5作の中だったら、自分は「慰めの報酬」が一番好きでした。
次点が「スペクター」か「カジノ・ロワイヤル」かで迷うところですね。
正直、「スカイフォール」がなんであんなに人気なのかよく分かりません。
アデルの歌は大好き。
しかし今回もビリー・アイリッシュ、前回はサム・スミスと主題歌が豪華すぎですよね。
それでエンディングがルイ・アームストロングっていうところが007らしいオシャレさを感じるところです(これもオマージュみたいですけどね)。
『007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ』
★★★☆☆ / (3点)