2022-01-01から1年間の記事一覧
ネクスト・ギグ (創元推理文庫 Mう 3-1) 作者:鵜林 伸也 東京創元社 Amazon タイトルからして注目してしまった一冊でした。 文庫版の発売日に購入してはいたのですが、このタイミングでの読書となりました。 題材からしても、「本当に大丈夫なの?」という不…
ピエロがいる街 (講談社文庫) 作者:横関 大 講談社 Amazon 職場の人に借りたシリーズです。 広義な意味では推理小説ということになるのでしょうか。 最後にどんでん返しが起こります。 以前これまた職場の人に借りて読んだ『チェインギャングは忘れない』も…
不死蝶 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon 4月以来の金田一耕助シリーズになりますかね。 本当はもっと早く読みたかったんですけど、『不死蝶』がなかなか書店で見つからなかったんですよね。 以前は横溝正史の復刊シリーズ…
イヴリン嬢は七回殺される (文春文庫) 作者:スチュアート・タートン 文藝春秋 Amazon 西澤保彦著『七回死んだ男』もまだ未読なのに、本書に手を付けて良いのか一瞬迷いましたが、文庫したら読みたいとずっと思っていた作品なので読んでしまいました。 新装版…
焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫) 作者:今野敏 幻冬舎 Amazon 職場の方に無理矢理貸されたオススメされた本です。 このシリーズはドラマをなんとな~く観たような観てないような、でもとにかくタイトルは聞いたことあるぞ、くらいの認識しかありま…
Yの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫 Mク 1-2) 作者:エラリー・クイーン 東京創元社 Amazon 新訳版が出たので予告通り再読しました。 日本では格別人気を誇る、と聞いたことがあります。 自分が一度目に読んだ時の感想としては「『Xの悲劇』の方が面白かったな…
魔眼の匣の殺人 (創元推理文庫 Mい 12-2) 作者:今村 昌弘 東京創元社 Amazon 前々回で取り上げた『屍人荘の殺人』の続編です。 待望の文庫化でしたので購入してすぐに読破しました。 前回がとんでもない設定だったので今回はどんなものかと思って読み始めま…
ポケットにライ麦を〔新訳版〕 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー 早川書房 Amazon ずっと再読したいと思っていた一冊で、新訳版が出た時にも気になっていました。 マープルシリーズの中では断トツで一番好きな作品です。 現時点での自選クリス…
屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ (創元推理文庫) 作者:今村 昌弘 東京創元社 Amazon 『Yの悲劇』の新訳版が来週発売になりますが、こちらの『屍人荘の殺人』の続編である『魔眼の匣の殺人』は本日文庫版で発売されるということで、本作も再読しようという…
www.youtube.com オリビア・ニュートン・ジョンが亡くなったということで、非常に残念です。 今年は『サタデー・ナイト・フィーバー』と『フラッシュダンス』がリバイバル上映された流れで『グリース』も観たばかりでしたので・・・。 自分がオリビアの曲で…
Xの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫) 作者:エラリー・クイーン 東京創元社 Amazon 今回『Xの悲劇』を再読したのには理由があります。 それは今月に創元推理文庫から『Yの悲劇』の新訳版が出るということで、それを手にする前に再読しておきたかったからです。 …
この日の為に頑張ってきたといって過言でない、もう何年振りかの生タツローのパフォーマンスを目撃してきました。 MCでタツローが話すまで忘れてましたが、NHKホールって改装してたんでしたね。 前回最後にNHKホールに来たのもそういえば山下達郎でした。 2…
7/8(金)全国公開『神々の山嶺』本予告 - YouTube 記事に残したい事が幾つかあるんですが、書けてません。 という訳で時系列的には最新の物から書くことにします。 原作小説は5年くらい前に読んでますが、原作漫画は未読です。 漫画の方もいつか読みたいと思…
スペイン岬の秘密 (角川文庫) 作者:エラリー・クイーン KADOKAWA Amazon エラリー・クイーンが続きますが、国名シリーズの最後ということです。 最後はフーダニット作品でした。 前作の『チャイナ蜜柑の秘密』では殺人現場のあらゆる物が「逆向き」にされる…
チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫) 作者:エラリー・クイーン KADOKAWA Amazon 前作『シャム双子の秘密』はナンダカンダ言いつつも、雰囲気は好きだったみたいです。 そんなことに読み終わってから気づきました。 「推理」小説としては微妙でしたが、推理「小説…
コレクターズの2回目の日本武道館公演以来のライブです。 wakuwaku-mystery.hatenablog.com 元々は2月に開催予定でした本公演ですが、コロナの感染者数が急増していたことを踏まえて延期となっておりました。 個人的には2月の時点では体調が悪く、延期に…
終りなき夜に生れつく (クリスティー文庫) 作者:アガサ ・クリスティー,矢沢 聖子 早川書房 Amazon 自分が買ったのはこういう表紙ではなかったんですが・・・。 クリスティの自選ベストテンにも入ってる作品でしたので、読むのを楽しみにしていました。 読ん…
臨床真理 (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon これまた久々の柚月裕子作品です。 同僚に借りた作品でもあります。 柚月裕子のデビュー作で評価も高かったので読みたいと思っていた作品ではありました。 しかし残念ながら個人的にはイマイチでした。 …
シャム双子の秘密 (角川文庫) 作者:エラリー・クイーン KADOKAWA Amazon ここまではずっと創元推理文庫から出版されている新訳版で読んでいた「国名シリーズ」ですが、今回から角川文庫版となりました。 本当は新訳版で読みたかったところですが、残念ながら…
四人の署名 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アーサー・コナン・ドイル 東京創元社 Amazon 今更なんですが、ホームズの相棒であるワトスンの翻訳は大体の訳で「ワトスン」になっているかと思います。 ただ、自分が子供の頃…
理由 (新潮文庫) 作者:宮部 みゆき 新潮社 Amazon 本当は、最初は『模倣犯』を読もうと思っていたのですが、思っていたより長くてついて手が出ず、こちらの『理由』に変更しました。 『ソロモンの偽証』なども読んでみたいとは思いつつも、やはりその長さに…
ルビンの壺が割れた(新潮文庫) 作者:宿野かほる 新潮社 Amazon この作品、いつかのアメトークでの「本屋で読書芸人」で紹介されていて覚えていました。 同じ回で塩野武士さんの『罪の声』が紹介されており、それが一番興味があった作品でした。 (ちなみに…
ブルックリンの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:アリッサ コール 早川書房 Amazon この本を読むきっかけになったのは『サタデーナイトフィーバー』でした。 以前『サタデーナイトフィーバー』を観た際に感想を書きましたが、その後に色々と映画について感…
蒼ざめた馬 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,高橋 恭美子 早川書房 Amazon 何だかんだで今年まだ2冊目のクリスティです。 クリスティの本は非常に読み易いので、もす少しハイペースで読みたいとは思っているのですが・・・。 読む前は知らな…
長い別れ (創元推理文庫) 作者:レイモンド・チャンドラー 東京創元社 Amazon 読了してから少し間が空いてしまったので、記憶違いがあるかも知れません。 前回の記事て『ラバー・ソウル』をハードボイルド物だと勘違いして読み始めたと書きましたが、それもあ…
ラバー・ソウル (講談社文庫) 作者:井上夢人 講談社 Amazon 読む直前まで岡嶋二人の片割れだと気づいてませんでした。 そんな感じですので、井上夢人さんの作品は初めてになります。 作者が大好きなビートルズのアルバム『ラバーソウル』が大元になっている…
黒いトランク (創元推理文庫) 作者:鮎川 哲也 東京創元社 Amazon 昨年のゴールデンウィークにクロフツの『樽』を読んだので、今年のゴールデンウィークは『黒いトランク』を読もうと少し前から決めていました。 古典物だから、もしかしたら退屈かもな…なんて…
金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon 今年に入って金田一耕助シリーズをまだ読んでいませんでした。 しかし、自分の趣味・嗜好の原点ともいえるドラマ版『金田一少年の事件簿』が再放送されたことに触発さ…
ジェリーフィッシュは凍らない 〈マリア&漣〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:市川 憂人 東京創元社 Amazon 実はこの本を買ったのは年明けすぐくらいだったかと思います。 寒い時期には冬を感じる本を読みたくて、表紙は元々知っていたので買ったんですが、結…
www.youtube.com 映画が観たい、というよりも映画館でビージーズが聴きたくて観に行きました。 ただ映画自体も元々好きでした。 タイトルからするとイケイケな青春映画というイメージを持ちますが、実際は現実的な青年たちの実情が描かれています。 貧しいな…